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石田勇次『ヒトラーとナチ・ドイツ』 [本の感想]

前もちょろっと書いたかも知れませんが、私、学生時代はドイツ文学を専攻しておりました。いまでも夢に見るくらいのダメ学生で、もしもう一度チャンスをもらえるのであれば、今度こそちゃんと勉強したい……てなことはさておきまして。
そのときの名残でしょうか、ナチス・ドイツ関連の新書があると、つい読んでしまいます。(なぜ新書かといえば、文章が平易で値段も手頃だからです……こんなところもダメ学生の名残が。)


最近読んだ本がこちら。石田勇次・著「ヒトラーとナチ・ドイツ」です。
どこにでもいそうな"さえない男"がいかにしてドイツの"総統"にまでのぼりつめたのか、そしてドイツはいかにして人種の"隔離"から"殲滅"へと舵を切り、突き進んでいったのかが分かりやすくまとめられていて、大変おもしろかったです。


ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/06/20
  • メディア: Kindle版




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歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」 [本の感想]

「Something」MVを延々と聴きがてら、本の感想でも。

先日の映画と同じく、東方神起のライブ映像その他を視聴するのに没頭して、借りたまま1ヶ月以上放置してしまっていた本を、ようやく読みました。読み始めたら、1日で読み終わって、もう「さっさと読んでおけよ」って自分に突っ込みましたけど、それはさておき。


以下、「○○が犯人です」的なあからさまなネタバレはしませんが、物語の構成に関わることに言及しますのでご留意ください。



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福岡 伸一『生物と無生物のあいだ 』 [本の感想]

分子生物学者・福岡伸一氏による科学読み物。
生物と無生物の違いとは何かという問いに対する答えを求める過程を、平易な文章でまとめてあります。

理系じゃなくても大丈夫度:★★★★☆

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藤田貴美『赤い群集』&那州 雪絵『嵐が原』 [本の感想]

雑誌掲載当時、私は『花とゆめ』を購読していたので、どちらの作品もリアルタイムで読んだわけですが、結構な衝撃を受けたことを今でも覚えています。

たまに無性に読み返したくなります。今もそうなのですが、どこに仕舞い込まれているのかな…探すことを考えるとちょっと気が遠くなります。捨ててはいないはずなんですけど…。

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カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(ハヤカワepi文庫) [本の感想]

「提供者」と呼ばれる人々の介護をしているキャシー。淡々と綴られていく彼女の回想が、次第にある恐ろしい事実を明らかにしてきます。

実はちょっとタイトルが恥ずかしい度:★★★☆☆

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清水玲子『天使たちの進化論』 [本の感想]

清水玲子さんといえば、ジャックとエレナシリーズです。『秘密』を読んでスイッチが入った私、久々にジャックとエレナシリーズを読みたくなって、本棚を漁った深夜2時。なんでよりにもよって一番奥…。


シリーズの続きが読みたい度:★★★★★+∞

数年おきでもいいので、ライフワーク的に描き続けてほしいです。いや、ほんとに。

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阿仁谷 ユイジ『刺青の男』(茜新社) [本の感想]

「刺青の男」は「シセイのオトコ」と読むようです。ルビが振ってありました。
BL本で、久々に胃がひっくり返りそうになりました。

分類するとするならば、やくざモノ或いは刑事モノ。
やくざと刑事は、BL界において根強い人気を持つ(ように思われる)組み合わせです。文学の講義である先生が、障害のないところに恋愛小説は生まれないと語っていました。そういった意味では、やくざと刑事の組み合わせは、恋愛小説のネタの宝庫かもしれません。

幸せの有り様は人それぞれですよね、たとえ傍から見たらどんなに不幸であったとしても度:★★★★★+
(でもやっぱり私は彼らを不幸と思うのよ、その悲しみの分だけ)

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和泉桂『葬月記』一迅社文庫アイリス [本の感想]

ラノベは行間を読め度:★★★☆☆

↑以外と低めなのは、ぶっちゃけ行間を読むまでもなく、地の文でも充分オカズになるからです。


ええと、BL作家としてはもはや古株の和泉桂さんによるライトノベル第1弾です。
BLではなく、あくまでも”少女向けラノベ”ということで、あからさまなBL要素は見事に排除されていますが、登場人物の9割が男、BL的に妄想を広げやすい環境作りを、もとい、女が活躍している話にあまり関心のない私のような読者にも受け入れやすい内容になっています。

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ヤマシタ トモコ『イルミナシオン』 [本の感想]

こんな話が書きたかったのよ、ね……度 : ★★★★☆

↑おこがましい。

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安藤 優一郎『大名屋敷の謎』 [本の感想]

実に興味深い内容ですな!度 : ★★★★☆

大名屋敷を裏側から覗いてみましょう、といった内容の本。裏側ってどこよといった話なんですが、「糞尿」です。

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George R. R. Martin『Fevre Dream』 [本の感想]

一風変わった吸血鬼本。作者は「氷と炎の歌シリーズ」のGeorge.R.R.Martinです。


Fevre Dream

Fevre Dream

  • 作者: George R. R. Martin
  • 出版社/メーカー: Spectra
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: ペーパーバック


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Cormac McCarthy『The Road』 [本の感想]

崩壊した世界を歩き続ける父と息子の物語。

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ジョージ・R.R. マーティン『剣嵐の大地-氷の炎の歌3』 [本の感想]

ついに邦訳、氷と炎の歌シリーズ第3弾「剣嵐の大地」!…まあ、発売されたの約一年前ですけど。

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トーベ・ヤンソン『誠実な詐欺師』 [本の感想]

ムーミンの作者による長編。ムーミンは出てきませんので、あしからず。

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イシノアヤ『君に沈む』 [本の感想]

イシノアヤさんの作品の根底には詩があると思います。
だから私はいつも、余韻に浸りながら、前後をいろいろ思い描くのが楽しみです。
ぐちゃぐちゃした感情も切ない思いも、すべて。

君に沈む (EDGE COMIX) (EDGE COMIX)

君に沈む (EDGE COMIX) (EDGE COMIX)

  • 作者: イシノ アヤ
  • 出版社/メーカー: 茜新社
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: コミック


深谷 陽『艶(あですがた)捕物噺』 [本の感想]

友人がブログに書いた紹介を読んで、これは是非とも読みたいと思っていた漫画です。のんびりしてたら、月日があっという間に流れていき…結局友人に貸してもらいました。(いつもありがとうございます…)

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「家守綺譚」と「村田エフェンディ滞土録」 [本の感想]

梨木香歩さんの作品2作。どちらも、私にとって大切な1冊となりました。

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伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(創元推理文庫) [本の感想]

大学進学を機に一人暮らしを始めた大学生が不思議な”悪魔めいた”隣人に振り回される様を描いた「現在」と、ペットショップに勤める若い女性がペットの連続殺害事件に巻き込まれていく様を描いた「過去」という二つの時間軸があって、それが最終的に交差する構成になっている。物語の進展とともに、ある悲劇の予感が徐々に濃くなっていくのだが、はっきりと語られないが故に、ますます緊迫感が高まっていく。

最近、伊坂作品を読み始めたのだが、どれも面白い。根っこのところに悲しみがあるような気がする。私は、『重力ピエロ』が一番好きなのだが、『重力ピエロ』はまさにその典型ではないかと思う。『アヒルと鴨のコインロッカー』もそうだ。号泣するような生々しいものではなくて、涙も枯れ果てて透明になってしまった(だけど消えることのない)悲しさだ。その距離感は、もしかしたら、登場人物の過去のあれこれを事細かに描写しないところから生まれているのかもしれない。人物が希薄なのである。褒めてるのかけなしているのか、微妙なところではあるけれども。『アヒルと鴨~』に登場する三人の人物のバックグラウンドは、読者にはほとんど知らされない。何故女の子は大学を中退したのか、どんな友だちがいるのか(いたのか)、どんな家族なのか等々、わからないことばかりだ。だけど、ひょんなことで出会った三人が意気投合して、生まれ変わってもまた会いたいと思えるほどのつながりを持ってしまう。何故だ。よくわからない。なのに、心が揺さぶられて締め付けられて、ああ面白いと思ってしまう。まことに不思議である。

なお、この作品は映画化されて、今年公開予定とのこと。原作では、小説ならではのちょっとした引っかけが仕込まれているのだが、その部分を映画ではどのように扱うのか、気になるところ。


アヒルと鴨のコインロッカー


木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』(Holly NOVELS) [本の感想]

続きが待ち遠しい度 ★★★★★
ツボ度 ★★★★★+

お人好しだけどちょっと抜けてる吸血鬼・アルと、結構いい人なのにぶっきらぼうな青年・暁の物語、出会い編。シリーズとして続きが出るとのこと。今回の本では、一般にBL読者が期待するであろう濡れ場は一切ないので、それが目当てで読む人にとっては多分肩透かしかも。ちなみに私は、この上なくドキドキした。つくづく私は、人外の何かとの恋物語が好きらしい。
アルは昼間はコウモリの姿になるのだが、コウモリのアルがギャ!ギャ!と鳴いてみたり、寝ている暁に甘えて鼻を擦りつけてみたりする様に、やられまくり。一方の暁も、普段はアルを五月蠅いだのなんだの怒鳴りつけてばかりだけれど、アルに暁の血はまずいと言われて、何気にショックを受けていて、可愛らしいったらない。早く続きが読みたいものである。

なお、ほのぼのとした人間と吸血鬼の物語に、凄惨な殺人事件が絡んできて、犯人の残酷な行為が少し描写されているので、すごーく苦手な人は注意されたし。


吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS


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